2016年12月19日月曜日

ヨーロッパの布 -織りと文様- 


年に一度、この時期の入荷を
楽しみにしている
ヨーロッパの布が
今年も届きました。

ONA-TISS

フランスとスペインにまたがり、
その独特な文化が
多くの人を魅了するバスク地方。

"ONA-TISS"はバスク語で
美しく佳き織物という意味を持つ
バスク地方の山あいにある、
職人が9名ほどの小さな工房です。

糸を紡ぎ、生地に仕立てるまで
全ての作業を昔と同じ製法で作り続けており
低速な織機を使うことで
手織りに近いような、柔らかい風合いが生まれ
洗うたびに浮かぶ文様が
味わいのある表情をつくります。

-

今年は、ナチュラル地をベースに
ブルーと白のラインの2色をご紹介しています。

二つ折りにして、ランチョンマットに。
たっぷりとしたサイズは
キッチンクロスとしてもお使い頂けます。 


バスクリネン・トルション 


---


FABRICA ALENTEJANA

ポルトガルのアレンテージョ地方に残る
ヨーロッパ最後の手織りのラグ工場で
16世紀から伝わる技術と共に
古くからの図案、柄を
当時のままの手法である手織り機で
製作しています。

--

今年もご紹介するウールのラグマット。
Sサイズは、リビングのソファの前などに
ちょうど良い大きさです。

足元にあるだけで、ポカポカと暖かく
織りの表情を見ているだけで
豊かな気持ちになります。

size S 900mm×1200mm

今年は、Mサイズも入荷しました。
大きくなると、文様がより細やかに
連綿と続いていくパターンは
美しさが宿ります。

size M 1200mm×1800mm

---

また、この冬はじめてご紹介するのが
真っ白なコットン素材のマット。
織りの文様やサイズ感、白の色味が
ひとつひとつ異なっています。

コットンマット





真っ白なので汚れを気にされる方も
いらっしゃるかもしれませんが
漂白できますし、丸洗いして
その風合いの変化を楽しみながら
お使いになれます。

---

今日ご紹介している布は
全てヨーロッパの小規模の工房で
昔と同じ技法を守りながら
作り続けているものです。

国を問わず、手仕事は
便利になるにつれ、失われつつあると
強く感じますが、
こういったものに触れると
ゆったりとした時間の流れが
物に宿っていることが、伝わってきます。

見たとき、触れたときの自然な佇まい。

どこに暮らしていても
無心で手を動かすことが好きな人の
生み出すものは、
とてもシンプルに
人の心を動かしてくれます。

〈入荷のおしらせ〉

・藤田美帆
kinomi ピアス、イヤリング
tubu ピアス

・teteria 
CTC-MILK