寒くなると器自体も冷たくなり、料理や飲み物が冷めるのも早いので
冬は木の器の出番が自然と多くなります。
木の器は、熱を逃しにくく、かつ熱を手に伝えにくいので
冬だけでなく年中使える、頼もしい存在です。
今日は木の器の特性と塗装の種類などによる違いについて
書いてみたいと思います。
佐藤佳成・樺パン皿 5700円+税
佐藤佳成・ナッツボウル(小)1800円+税(中)2300円+税(大)3300円+税
北海道・置戸町の佐藤佳成さんの器は
北海道の樺や胡桃の木を使っています。
一見とてもシンプルですが細やかさのあるキレイなかたちです。
ウレタン塗装とオイル仕上げのものがあります。
木の器といってもオイル仕上げのものとウレタン塗装のものでは
特性が違いますが、それぞれに良さがあるので
各家庭の場面に合わせて使いやすいものを使ってみるといいと思います。
ウレタン塗装は日常的に使うのに向いていて、熱や汚れに強く
オイル仕上げのものよりは気を使うことなく使えます。
適度な強度もあり、軽くて持っても熱さを感じにくいので
小さなお子様がいらっしゃるお家には重宝するかと思います。
オイル仕上げのものは木そのものが呼吸をしているイメージです。
お弁当のお米だったり、焼き立てのパンの水分を木が吸ってくれ
お米はもちもちに、パンはカリッと香ばしい状態を保ちます。
使っていくうちに油分が抜けて、かさかさしてくるので
時々オイルを塗ってあげるなどのメンテナンスが必要ですが
使っていくうちに木が変化し味わい深くなっていきます。
器が育っていく様子を愉しめるのはオイル仕上げの器ならではです。
ヨシタ手工業デザイン室 (コド・モノ・コト)
ふーわん(小)3800円+税(中)4800円+税(大)5800円+税
ふーわんは漆器の産地である石川県の山中でつくられています。
大人でも、小さなこどもでも持ちやすいように
浅めで底が広く、ころんとしたかたちをしています。
漆器のよさは持った時や口に触れたときのしっとりとした滑らかさで
使ってみると他には無い特別なものだなあと感じます。
使って拭くことを繰り返すことによって艶が深みを増していく
こちらも育っていく様子が愉しい器です。
木の器、漆器の産地を見てみると寒さの厳しい土地が多く
暮らしていく上で必要であるがゆえ自然に生み出されたものだとわかります。
木の器、漆の器。
なんとなく扱いが難しそうで特別な感じがありますが
素朴な中に美しさがあり日々使うごとに良さを感じるものですので
是非、普段の毎日に取り入れてみてください。
〈入荷のおしらせ〉
・レコノム社のペティナイフ、トマトナイフ欠品していた色が再入荷しました。
・murren.vo16琉球切手が届きました。一緒に「山でパンとスープ」も再入荷しています。
・Sunsよりシャンプーやボディオイル、ボディクリームなど再入荷しました。
・Lin francais dantanよりスモック風のスプリングコートが届きました。
来週の営業について
1月13日(火)~16日(金)まで、遅いお正月休みをいただきます。
期間中のお問い合わせ、ご注文への返信も17日(土)から
順次行います。ご面倒お掛けいたしますがどうぞ宜しくお願いいたします。



